玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

超新星が見られるかも?

 ベテルギウスに爆発の兆候 質量急減、表面でこぼこasahi.com
 恒星の円盤像が確認できるなんて、私が子供のころは想像のはるか外だったのに。

 記事によると、明日にも超新星爆発が起こってもおかしくないということだが、だとすると冬の空はとても明るいことになるだろう。なんて気楽なことだけでは済まない。たった600光年の距離で超新星爆発が起これば、多少の放射線が届く。致死量の1%とか0.1%とかの分量になるのではないか。少なくとも、原子力発電所の事故よりは大量の放射線を浴びるような気がするんだけどなぁ。

新星爆発が発生すると、強烈なガンマ線が周囲に一斉に放たれる。このガンマ線の威力は凄まじく、超新星爆発を起こした恒星から半径5光年以内の惑星に住む生命体は絶滅し、25光年以内の惑星に住む生命体は半数が死に、50光年以内の惑星に住む生命体は壊滅的な打撃を受けるとされる。

現在、地球周辺で近いうちにII型超新星爆発を起こすと予測されている星は、約600光年離れたアンタレスと、約640光年の距離にあるベテルギウスである。これらの星が超新星爆発を起こした際には地球にも若干の影響が出ると言われているが、地球から距離が離れすぎているためにガンマ線の威力は弱まり(単位面積あたりのガンマ線の強さは距離の2乗に反比例するため、例えば距離が3倍になれば強さは1/9になる)、オゾン層が多少傷つく程度で惑星および生命体への影響はほとんどないと予測されている。

Wikipedia

 って言ってるけど、「生命体全体が壊滅的な打撃を受ける量」の0.6%の放射線って、笑い話では済まないと思う。オゾン層が傷つくとしたら、オゾンホールが拡大するんだし。


 幸い、被害が出なかったとすると、我々の子孫はオリオンの左肩に惑星状星雲を肉眼で見ることができるようになるのかなぁ。藤原定家が見た牡牛座のかに星雲(メシエ1番)よりも100倍明るいわけだし。