玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

近況

 一応、最大震度が6強だった地域に住んでいます。←自宅の近くは6弱だったようです。すみません。


 地震発生時は都内にいたので、自宅や仕事場周辺の様子は分かりませんでした。そのまままっすぐ仕事場へ戻り、翌日深夜に帰宅、自宅の被害がたいしたことなかった(正確には、駐車場とエレベータ以外は無傷だった)ので、そのまま勤務続行。仕事場の泊まり込みは2回だけで現在に至っています。


 県庁所在地(ここよりも更に原発に近い)において、累積被曝量が(目算で)3μシーベルトくらいなので、今のところ健康にも全く影響はありません。実家にもその旨を電話し、極めて心配性の母親に「レントゲン撮影のレベル」と話して安心させてあります(正確には、胸部レントゲン撮影1/3回分未満です)。


 ウチの仕事場は、現場で救助に当たっている人を「100m走状態」と見ると、せいぜい「800m走状態」くらいのスピードで走っているに過ぎないので、疲労が極端に蓄積することもありません。それでも、昨夜久しぶりにたっぷり眠ったら、ああ、疲れてたんだなぁ、と実感できました。被災した方、現場で救助や復旧に当たっている方には申し訳ないことです。


 こんな時ですが、遠方にお住まいの方々は、できるだけ普段通り暮らして頂くことが大事なのだろうと思います。被害のなかった遠方が、普段通り仕事をし、暮らす。それが、被災地に対する後方支援になると思っています。日本人は、後方支援の価値をあまり重視しない国民性のように感じますが、現場が目の前の事件に集中できるのは、バックヤードが安定しているからだと私は考えています。遠方で安定して仕事をし暮らしている人がいるからこそ、被災地以外では経済が回り、被災地に送り出すべき物資も集まってくるわけで。
 所詮、現場で直接人命救助に当たることができない私は、そうして、通常よりも高めのテンションで後方支援的な業務にも就いていたりします。


 親や兄弟、友人、知人には(いちいち連絡しませんが)、不安や憶測をあまり口にせず、できるだけ普段通りの暮らしを続けてもらいたいと(ここでひっそり)思っています。(幸い、煽動的なことを言う愚か者はいません)


 そうして気持ちを落ち着けることが、被害がなかった(軽微で住んだ)地域に住む者ができる(やるべき)ことの第一歩だろうと思うのでした。