玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

5月4日の写真(その1)

 いよいよ気仙沼市に入っていきます。写真は撮影時刻順にならんでいます。その時の気まぐれで、しばらくしてから似たような写真を再度撮っていることもあるようです。


宿からしばらく行くと北上川を渡る。このルートではたまたま見事な橋が架かっていたので、手前の信号待ちを利用して撮影した。旧川崎町。


港町、鰹鮪会館前で撮影。漁船が路上駐車している。その向こうの民家が屋根だけになっていて、被害の大きさを示唆している。

同、おおむね西北西を向いて撮影。手摺が一部壊れ、街灯も折れ曲がっている。湾の向こうは家屋に結構厳しい被害が出ている。岩壁のフェリー乗り場も、桟橋が落ちている。

漁船が岡に乗り上げている。実は、こういう景色はこのあとイヤと言うほど見ることになるのであった。

同じ場所からおおむね東の方向を撮影。大きめの船舶が多数打ち上げられているようだ。クレーンが林立しているから、撤去が始まろうとしているのかもしれない。

再び鰹鮪会館を撮る。窓ガラスがあまり割れて居らず、搬出した荷物の量も多くないようだが。

本当は、こういう看板が似合う趣のある町だったのにね。先ほどの場所より少し西側で撮影。

鹿折唐桑駅のホームから西向きに撮影。線路を越えた瓦礫が溜まっている。

同じく東側を撮影。この場所は海から700mは入った場所。これだけ大きな船が流されてきているのだから、津波の勢いの凄さがわかる。周囲は火災の跡。

カメラをやや左に振ったところ。なんとか道路は通行可能になっているが、瓦礫の整理は全然進んでいないかのように見える。そもそも、この中にまだ遺体が隠れている可能性も否定できなさそう。鉄骨が多いから、人力では簡単に片付けられないのかも。

鹿折唐桑駅の駅舎。乗用車が数台流されてきていた。

浜町1丁目と2丁目の境目の道路を南下して海岸へ出たところ。7枚上の写真に映っていた船舶が近くに見える。向こうは造船所もあるようだが、船の配置を見る限りおとなしくドックに収まっている感じではない。

同じ場所で北東方を撮影。おそらく鉄工所と思われる建物が鉄骨だけになっている。鰹鮪会館付近よりも明らかに被害が大きい。

同じ場所で北やや西向きに撮影。漁船が流されてきている。津波は、湾をまっすぐ北上して正面のこの地区で暴れたということが良く判る。

同じ場所で西北西向きに撮影。大きな石油タンクが漂着している。

先ほどの写真の左半分を望遠モードで撮影したところ。まるで船の墓場のように漁船が多数打ち上げられている。

同じ場所で西向きに撮影。水産加工工場が損傷しており、右側に打ち上げられた漁船が2隻見える。

直前の写真における水産加工工場のやや南(魚浜町)付近に移動して撮影。このあたりの岸壁には、こうして火災に遭った漁船が何隻も係留されている。3/19 撮影の空中写真には映っていないから、湾内各所の船が曳航されてきたということだろう。

直前の写真より少し左側にパンしたところ。浮いてはいるけど・・・・状態。

同じくさらに左にパンしたところ。液状化対策はそれなりに実施してあるようだが、地震で舗装面が波打ち、そこへ津波が来たので砂利が流出したらしいことがわかる。

同じく、南西向きに撮影。大型漁船が打ち上げられている。

南に移動、港町の南詰め付近で撮影。ええと、この博物館のサメは泳ぎ出したりしてませんよね・・・

同じ場所で、反対方向を撮影。ファミレスは営業していないようだ。

ファミレスの入り口脇のパネル。この店の従業員さんたちは、自発的に頑張っておられるようだ。「やるぞ」「しゃー!!」が頼もしい。いつか必ず食べに来ますね!

港町の北詰、気仙沼お魚いちば前付近で撮影。この船(第三明神丸)は、おそらく379トンの遠洋マグロはえなわ漁船のことだと思われる。

喫水線の深さは5m弱といったところか。作業員さんが撤去作業の準備をしておられたが、余震が来て船が傾いたら大丈夫なのかな、私が気にしても仕方ないのかもしれないが。

ずっと南に移動、赤岩港と内の脇3丁目を結ぶ橋の上で北東向きに撮影。白く見えているのは向こう側の湾を航行するフェリーである。便数が多いようだ(1時間に一本か)。

同じく北向きに撮影。内の脇地区があるエリアは、東が湾で西が大川に挟まれている。満潮時に冠水の危険性があり、この橋も徒歩以外は通行止めだった。地元の方が「もう一週間も通っているのに、毎日通行止めで、瓦礫の片付けができない」と言っておられた。

橋の上から大川上流方面を撮影。家屋やら船舶やらが川の中に多数流されて来ている。河岸の岸壁もところどころ崩れてしまっている。

再び東北東向きに撮影。写真中央奥に見える茶色の建物(大きな窓が2つ見える)は、県の土木事務所。YouTube で流れていた画像は、ここの屋上からのもの。

橋の上から大川を下流方向に撮影したもの。欄干が変形し消滅している。


橋の西詰方向。あの警備員さんがやってくる車を全て止めていた。先程の地元の方は警備員さんにかなり文句を言っておられたが、警備員さんも余り詳細な情報をお持ちではないようだった。お気の毒。