玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

イタリアに向かったつもりがロシアにいた

 引っ越しに際して世話になった不動産屋さんから御成約祝いとして米をもらった。
 私は普段家では米を食べない。炊飯器を持っていないし、たとえ持っていたとしても規則正しく食するとは限らない。自分の性格だと、多めに炊いては炊飯器の中で傷めてしまうのがオチだと思っている。で、しばらく米は食卓の隅に乗ったままだったのだが、毎日「食して御呉れ」と訴えかけてくる。
 で、一念発起(するほどでもないが)、ネットでリゾットのレシピを探し、作ってみることにした。プロがちゃんと作ったら大変なのだろうけど、素人が自分で食べる分にはそれほど難しくなさそうだ。


 結果。少しブイヨンの量が足りなかったと見えて、汁気がすっかりなくなってしまった。どこから見てもピラフである。後でピラフのレシピをネットで調べたら、材料も調理法も殆ど同じ(ブイヨンの量だけが違うような感じ)である。
 ブイヨンを多めに用意すると、どうしても「少しずつ入れる」というのが甘くなる。一度に多めに入れてしまい、結果として十分煮立ったように見えるのに米に芯が残ることになる。たった1kgの米だが、もっと買おうと思えるようにスキルを身につけたいものだ。


 ブイヨンの量がうまく調節できるようになったら、カレー粉を加えてドライカレーなども作ることができるかも知れない。この3年ほど、家では殆ど同じメニューの食事をしてきたが(まるで、毎日ビタワンの犬みたい)、少しは幅を広げてみたい。