玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

レンダリングを変えてみた


 先ほどのレンダリングは色が濃いと思えてきたので、少し薄めにしてみました。

 まずは縮尺 1/7,500 から。データの解像度が 1/25,000 なので、これ以上拡大してもアラが目立つだけです。建物が正確な長方形ではなく、豆炭のように角が丸いのが分かります。駅前を南北に通っている緑色の線は、行政界(区境)です。

 続いて縮尺 1/15,000。行政界を挟んで区の地色がうっすら異なるのが分かります。所々に見える赤い数字は、標高値です。家屋が密集しているイメージがありますが、道路網が見えなくなることはありません。

 縮尺 1/30,000。家屋はすっかり潰れてしまっていますが、ベタッと住宅密集地らしく見えています。鉄道が比較的くっきり見えます。

 縮尺 1/60,000。1/50,000 以下の小縮尺で家屋が表示されなくなる設定です。道路網が見えるので、人口密集地かどうかは比較的容易に判明します。

 縮尺 1/120,000。交通網のみの地図のように見えます。水涯線は、大きな河川しか目立たないようです。この縮尺だと、ちょっと暗く見えます。大縮尺では淡く見えていたのが嘘のようです。これでも、等高線を消しているのですが。

 最後に縮尺 1/240,000。縮尺 1/200,000 で道路が消えるので、河川、鉄道、行政区画のみが表示されています。この縮尺は寂しいですが、道路を出すと表示時間が多すぎてアウトになります。

 Quantum GIS では、【表示する/表示しない】しか切り替えられませんので、同じ色使いでも縮尺が変わるとかなり見栄えが変わるのが分かります。実際には、小縮尺の場合に表示する道路の密度を変えるべきなのですが、基盤地図情報 1/25,000 には道路種別の記載がありません。現実に地方公共団体GIS の背景として使って頂く場合には、このような点も気になりそうです。


 また考えてみようと思いますが、本日はここまで。