玄天黄地

学生時代、箸にも棒にも掛からなかったアホの子が、やっと普通のアホになれるか?

以前のモデルへの疑問(メモ)

内部メモですので、殆どの方には意味をなさないと思います。



▽単なるポリゴンとベルトとを区別するものは何か?

・セマンティックには明らかだが、数学的なモデルとしてどのように記述をすればその違いが明示できるのか。

・図示したら分かるというのは論外。それでは大量のデータを計算機処理する、ということには全く無力である。

 

▽ターミナルラインは、本当は、自動車が領域内に入ってくるものと出て行くものとを区別できなければならないのではないか。

・2つのベルト A, B がターミナルラインを共有しているものとして、A を構成するターミナルラインは「出て行く」属性を持っているならば、B を構成するターミナルラインは「入ってくる」属性を持っていなければならない。(でなければ、車はターミナルラインを越えてとなりのベルトへ移動できない)

・ターミナルラインの属性を二値でしっかり表現して、隣接ベルト間の出入りの関係をしっかり記述できなければ、隣接ベルトの接続エラーが確認できないのではないか。

 

▽交差点のように、3本以上のターミナルラインが含まれるようなベルトにおいては、どこから入ってどこから出て行くかという「通過交通」の組み合わせが、実際の通行可能方向と一致しない場合があるのではないか。

・具体的には、中央分離帯付き上下線の十字路においては、8本のターミナルラインが含まれるようなポリゴンとして交差点が形成されるが、機械的に「入る」と「出る」の組み合わせを考えると、直進、左折、右折、Uターンの4通りの通行形態が4方向について考えることができる。実際の交差点は、右左折禁止とか転回禁止のような制限が設けられていることが多いが、それを表現する方法がないのであれば、実用的とは言いがたいのではないか。

 

▽サイドラインは、自動車が横断することを許すのか、許さないのか。

・車線境界としてのサイドラインであれば、自動車の横断は許される(車線変更として)。

・道路縁としてのサイドラインであれば、自動車の横断は原則許されない。

・これらの区別を表現する方法が示されていないので、実用性が不十分なのではないか。

・サイドラインの向こう側が路側帯だったり導流帯だったり非常駐車帯だったりする場合も、同様に困るのではないか。